ボートダイビング

ボートダイビングはビーチエントリーには無い、、いくつかの特徴があります。
一つがエントリーは一人ずつしかエントリーできないこと、そして二つ目はハシゴが2つなので同時に2人ずつしかエキジットできないことです。例えば16人のダイバーがいましたから、1人1分エントリーにかかるとして最初の人と最後の人では16分も違います。最初の人が水面で16分も待っていたら間違いなく波酔いしますし、水中にいると人によっては半分ぐらいエアを使うかもしれません。それで、ボートはバディ単位でエントリーして、バディ単位でダイビングを開始することが重要になっています。水中でも水面でも誰かを待つ必要がない、、じゃなくて、場所ふさぎだから待ってはいけません。さっさと離脱してダイビングを開始して、次のバディにスペースを空けるようにしましょう。

ダイバーが泳ぐには一人当たりの空間がかなり必要です。陸上のように固まってしまうと、キックすると誰を蹴るし、それを避けようとして珊瑚に体当たりするし、中性浮力がとれてないと止まってたち泳ぎをはじめて砂は巻き上げて、あたり一面をモウモウとしてしまいます。とくにビギナーのうちは、バディ、、つまり2−3人単位で行動して、しかもバディに触れるほどには近づかないことに気をつけましょう。ともかく、他のダイバーに近寄らない、触らない!でも、ひんぱんな目視のコンタクトを怠ってはいけません!

エキジットも、一つのハシゴには1人づつしかとりつけません。だから、ダンゴになって浮上することのないように。ハシゴの周りにうろうろと頭があると危険ですので、バディ同士、2−3人ずつ浮上して、各バディはスムースに時間差をもってダイビングを終えられるように調整します(だから開始も時間差で最初にエントリーした人からダイビングを開始しないといけない)。みんなが行くから自分もついて行く、、みんなが浮上するから自分も一緒に、、というのは考えモノだと覚えておきましょう。

ダイバーがサンゴを折ったり粉砕したりするのを見るのは悲しいことです。自分が周囲に対してどうしているのか、車幅感覚と同じく、フィン長までの感覚を身に着けて、中性浮力を身に着けてダイビングしましょう!