ウエイトの量

ピークパフォーマンス・ビヤンシー・スペシャリティという、ダイビングのスペシャリティコースがあります。カードをお持ちのかたであれば、どなたでもご参加できるお勧めのスペシャリティです。
ここには、ベーシックウエイト・ガイドラインがあります。みなさん、一度自分のウエイトを考えてみてください。ウエイトはその名のとおり重いだけです、つけていれば水中といえど疲れます。適正なウエイト量にチャレンジ!

●(体格や経験によって増減があります、あくまでも初心者用目安です)
水着、ラッシュガードレベル    4ポンド
3mmのウエット(半そで半ズボン)体重の5%(60キロで6ポンド)
5mmのウエット(長袖ワンピ)  体重の10%(60キロで12ポンド)

●淡水(プール)から塩水(海)に移るには、これだけ増やす必要があります。プールで浮き気味だったら、注意です。
体重        増やす量
45−56キロ     4ポンド
57−70キロ     5ポンド

●タンクが少なくなると1−2キロ浮力が増します(ジェッダはアルミタンクの為)
ダイビングの終わりに浮上気味になる人は、2ポンド多めにウエイトをつけましょう。

●さあ、考えて見ましょう♪
体重50キロの初心者ダイバーがラッシュガードで潜る場合、
1 とりあえず4ポンドつける
2 エア消費が早いので2ポンド加える
結果:6ポンドから始めてみる

つけすぎに注意!ウエイトが重いと、エア消費が早い上に、浮上沈降を繰り返して、体も疲れるし、かなり辛いです(普通に陸上でダンベルを腰につけて、ウオーキングしていると思ってください。辛いです)。

テクニック!
それは、吐き気味の呼吸。息を吸う時間を短く、吐く時間を長ーーく、2倍、3倍、まだまだ、もーーっと、ゆーっくり、ブツブツブツって、小さく長く、吐く呼吸を身につければ、あら不思議、浮上しません。肺の空気が無くなるぐらいまで、吐くといいです。健診の肺活量テストでも、吸う息より「吐く量」でチェックされるのをご存知ですか。呼吸は「呼」です!吸うのなんて忘れて、吐くことだけに専念してみると、結構いいかもしれない。

それと、体が立ったら上に浮上します。上に向かって泳いでいることで、脚力で浮上しているようなものです。浮上が多い人は、けっこう水中で体が立っていますので、目は底!目は底!前を見ない!、、って練習すれば体は水平になります。前を見るのには、底を見た姿勢のまま、ぐぐぐぐぐぐっと「首だけ反らす」イメージです。

慣れるとわかりますが、慣れないとわかりません。ともかく潜ってみないと、、どうしようもないですね。文字で書いて説明して、自転車に乗る練習をしてもらうようなものですから、、。ダイビングは自転車と一緒、初心者の頃は、続けてやらないと忘れて上手くいかないことが多いです。3ヶ月に1回、自転車に乗る練習をしていては、、、、ちょっと、なんとも。

ともかく、体が覚えるまでは、連続して潜るといいです。