12月18日のダイビング!(驚きの発見)

<驚きの発見は最後のほうです…最後まで読んでね>

今日は日本人学校の運動会!子ども達がかわいすぎて、たまりません。
私は赤組でした。はて?そういえば赤白どっちが勝ったっけ?とっても楽しかったです。



運動会もお昼には終わり、それからAl Bilad Beachダイビング。
1時からタンク1本だけ。水温28度。気温のほうがよっぽど低いです。
透明度はそれほど良くなかったのですが、もう最近すっかり見つけるのが上手くなったナポレオン君の登場です。発見深度23m。その後33mまで追っていきました。今日は1本しか潜らないから深くて減圧不要限界ぎりぎりまで狙いです(その割にエアは一杯残っているのがくやしい)。

若いナポレオンで、体長は60センチぐらい。見つけた時カメラの電池残量少なしの警告がファインダーにでてて、電源を切ってました。最初にブダイ?タレクチベラ?カンムリベラ?と迷ってしまい(電池少ないのだし、ナポレオンじゃなかったら電池がもったいない…)、撮影開始がワンテンポ遅れました。もっと近くで見つけたのです。いつもどおり、もっこりした背中のラインと尾びれ端の白いラインがナポレオンの特徴です。

そして、ダイビングが終わって、ぬるい水中から陸は肌寒いです(お昼から風が結構吹いていたし)。ううー、寒いーといいつつパーゴラから外にでて、日向で海を見ていると…なにやら、黒いものが水中からでてきて、あああ、腰のあたりから尾びれが水面にくっきり!
イルカのぺダンクルアーチとフルーキング(アップ)だ!(この名前がどんなのか、こちら参照してみてください。http://www6.plala.or.jp/mahalo-1/kujiranokoudou.htm

あまりにも突然だったので、次の呼吸時をねらうべくもっと水面の見渡しの良いところに移動。それにして、Al Bilad Beachでイルカだなんて、しかもエントリーポイントからたった30mぐらいしか離れてない深いほうのドロップオフのところで、しかもシュノーケラーが一杯いるのに、誰も気がついた人がいない(まあ、シュノーケラーは通常、下しか見てない)。しかし、次の呼吸は待てど暮らせど現れない。背びれも見えない。そのままずっと海面を見続けるのに、全くなにもない。あれは幻だったのだろうか?

いや、まてよ。その前から海面を見ているのにイルカがフルークアップする前の呼吸も見てないことに気がつきました。フルークアップで水面に突き出した完全な真っ黒な尾びれの形はしっかり目に焼きついてます。上下対称の二又尾びれの差し渡しだけで(遠目に)70センチぐらい。本体はどう小さく見積もっても2m超です。こんな大きな尾びれをした生き物はイルカ以外に考えられないです。確か…でも、尾びれの根元が物凄く細かったです…ハシナガイルカだから細くてもありえるかなあ…。うーん。

でも…呼吸してないところをみると魚か?
ジンベエサメであれば、表層魚だから背びれから腰の辺りを突き出すのでわかりやすいし…。大体サメ類の二又尾びれは上縁下縁非対称だし、どの種類のサメでもないのは歴然です。しっかり目にやきついた尾びれの形から、考えると…。

イソマグロ

以外には考えられません。そういえば腰に小離鰭(コリキ)があったような気がします。体長2m超のイソマグロであれば、尾びれの形も色も一致です。しかし、これまで誰かがダイビング中にマグロを見たということを聞いたことがありません。ダイバーが集まってダイビング中に見たいろんな話しの中に、マグロを見たというのはあったっけ?私の知っている限りありません、マグロという発想は皆無です。だから、最初はイルカと確信していたぐらいです。

時間は2時ごろ。Al Bilad Beachダイバーもほとんど食事中の時間帯で、これを見たのは私だけです。えらいものを発見しました。

イソマグロの説明はこちらを参照されてください。
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000944_1.htm