ジェッダの雷雨

前日中に、あらかじめ天気予報にて雨の確認が出来ていたのでそれほどあわてることなく雷雨を乗り切ることができました。ジェッダの雨はいつも雷を伴いますし、雨量は2006年豪雨と同じぐらいです。
ラービグでは25日の早朝から降り出し、朝4時半には止みました。もちろん、停電に、雨漏りは相当なものですが、想定内。停電中でしたが、「まあ、これからダイビングだ!」を気合を入れて出発。あ、あ、あ、雨に備えて24日の夕方までにダイビング器材を全部車に積み込み、準備万端、それに停電も想定内。でも、ガレージのシャッターは「電動」だということを完全に忘れてしまってました。藁にもすがる思いで通電を祈りました。

私の日頃の行いのせいでしょうか。長かった停電も出発予定時間5分前に終わりました。いざ「潜り倒しに出発」!!意気軒昂です。

で、でも、ジェッダに行く途中、北西から南東に向かって(つまりラービグからジェッダに向かって)移動していた雨雲に再突入。車で南下しながら前方に真っ黒な雨雲を発見!ああ、嫌だなあ…とはおもっていても「イード潜り倒し」がジェッダで待っています。たとえ火の中、水の中。稲妻の真っ只中に突入して、真っ白で前が見えない横殴りの雨の中をゆっくりジェッダに向かいました。

ラービグとジェッダの降雨開始時間に6時間差がありました。つまり、150キロを6時間かけて移動ということは、この雨は1時間25キロのスピードだったんですね。私はマディーナロードを時速40キロぐらいで移動してましたから身をもって体験しました。

以上、ハイウェイ上で、あの雨の降り始めの一滴から終わりまで、ずっと外にいた貴重な報告です。

日本の新聞記事は以下のとおりです。
「砂漠の都市に豪雨で洪水、106人死亡…サウジ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000780-yom-int