咽頭(いんとう)

咽頭、、って?何?それ?なんか喉と関係があるような気がするけど、、というのが大体の理解だと思います。
最近、次々と新しくレスキューダイバーとレスポンダーが認定されています、おめでとうございます。、、ということでEFR特集です。

喉にものをつまらせる、、さて!どうする!

、、という場面でおちついて気道閉塞に対応するのも、EFRの授業の山場の一つです。いろんな詰まらせ方も、いろんな取り除きかたもあるのですが、ひとつ気になったのが、喉の仕組みの図がないこと。

じゃーん、こわくないです。みなさんにも一人に一個、もれなくついているものです。大切にしましょう。
この図を見てわかるとおり、喉、、もう、口をあければ見えるところに喉頭蓋(こうとうがい)というのがあります。図をみるとわかるとおり、食べ物が口から喉に入っていくとき、この突っ立った、しかも柔らかい蓋が、食べ物の重みで、べろんと後ろ向きに倒れるのです。

そうすると食べ物は脊髄がわにちょこんとついている食道(図だと一番下に食道って書いてあるところ)に流れ込みます。うまくできたものです。食べ物は単に重さで倒れる蓋でよりわけられるとは!

食道は収縮性があって、食べているときは大きくなりますが、食べてないときはべつに不要なので図のように小さくなっているという便利物です。

それでは気管はどこにあるかわかりますか?いわゆる喉仏側の太い管です。寝てても息をしないといけないので、食道にくらべてかなりでかいですね。気管は食べ物を食べているときは、べろんと後ろ向きに倒れこんだ喉頭蓋によって自動的に蓋をされるという単純な設計です。

このベリーナイスな喉頭蓋を中心にした一帯を特に喉頭(こうとう)と呼びます。ここが、気管と食道の分かれ目。喉にモノを詰まらすとは、喉頭蓋がうまく倒れこまなくてそこいら全体が蓋がされるようになるか、気管のほうに食べ物(ばかりではないですが)が引っかかってしまうことです。