ジェッダ沖の沈没船


ジェッダ沖の沈没船(レック)の形態です。座礁過程により2つに分類しました。暗礁に全体が乗り上げてしまった、ケーブルレック型と、暗礁に食い込んでしまったアンアンレック型です。

ケーブルレック型には、ケーブルレックの他にチキンレックがあります。暗礁の上に乗り上げてしまったので船体にも損傷がほとんど見られません。きれいな形でのこっています。両船とも左舷を下にした横倒し状態です。

アンアンレック型には、アンアンの他にボイラーレックとマーブルレックがあります。暗礁の上に押しあがることなく、へさきが暗礁に食い込んでしまったので乗組員の衝撃も大変なものがあったと思います。ほとんどのものは上に吹っ飛んだはずです。へさきが止まったとはいえ、船の慣性もありますし、スクリューも動いているので船の後半は前進しようとするので、真ん中あたりからぽっきり折れ、後ろ半分は前半の上に乗り上げるかたちになっています。

アンアン型の折れ方各種です。

座礁の様子がわかると、レックダイビングも趣きがかわってきますね。