ダイビング後の器材の手入れ

多くのダイビングの器材はきちんとメンテナンスを欠かさなければ何十年も保ちます。私もいくつか20年越え選手の器材をもっていますが、おそらく「これがそうだよ」といわない限りは見た目ではわからないと思います(いや見た目にくたびれているか、、)

器材のメンテナンスは、マスクやフィンといった軽器材でも必要です、、というか、他に増して必要です。器材メンテナンスについてはWebで検索すればいくつも出ているので参考にしてください。。。と、以前記事にしました、が、なかなかそれだけでは難しいようです。新しい器材を購入した場合、ぜひ私にメンテ方法を相談してください。

よくある「ダイビング後の手入れ」の勘違いは、
1 真水でしっかり洗う=きれいにすすぐ
2 塩抜きをおこなう=真水で丁寧にすすぐ

ポイントは、、「すすぐ」です。ダイビングの器材で「水を注いできれいにする」メンテナンスはありません。すべて、バケツや浴槽を利用した、「漬け洗い」です。深度下で圧力をかけてヨゴレや砂や塩が内部に入り込んでいるので、水をかけてもきれいにはなりません(表面の砂が落ちる程度)。
1 真水でしっかり洗う=バケツの水を2度取り替えるぐらいしっかり各部分を指で丁寧にこすって洗う。とくに稼動部分は外れるパーツはすべて取り外して洗う。内部(ブーツ、BCDなど)も、気をつけて洗う。
2 塩抜きを行う=最低でも一晩はバケツや浴槽に漬け置きです。きちんと真水でしっかり洗った後に、漬け置きします。洗う前に漬け置きするのは効果半減です。
3 きちんと乾かす。砂漠のサウジならでは、、、直射日光は避け、風通しのよいところでしっかり乾燥させてください。半乾きは、まず「臭い!」です。
4 乾いた後にシリコンスプレーをかける。このひと手間で持ちが全然違います。ただし、かけてよい部分と悪い部分があるので注意です。ジッパーやバックルは、見違えるようになります。


せっかく買った器材ですので、末永く大事に使いたいですね。