番外 預言者モスク

マディーナの中心は、預言者モスクです。広々として気持ちがいいです。この位置からだと、日傘もなく、きれい。もっと良く見たい人は100リヤル紙幣を見てください。表も裏も預言者モスクです。

モスクは意匠もこっているし、年代ごとに拡張していったのが一目瞭然。私が最初に預言者モスクに行った20年前、まだまだ巨大拡張工事中で、私の生きているうちに工事は終わる日があるのか?と思ったものですが、遠い昔ですね。遅々としてすすまず、でも、いつかは終わる、、サウジらしいです。

何故?預言者モスクと呼ばれるのか?昔、ここにムハンマドの家がありました。そして、死んだ後庭先に葬られました。もちろん、おーーーむかし、の話なので家は質素で小さく、家のあったところにモスクができて、それが、でかくなって、でかくなって、巨大化して、ついに庭も墓もみーーーんな、モスクの内部に取り込まれてしまいました。
そして、本棚の裏、緑の格子の中にムハンマドの墓があります。敷地も含めて5mx10mぐらいです。アブーバクルとか、お友達も一緒なので、お墓が3つ。お墓は、建前上、モスクの外?なので土がむき出しです。質素感抜群。

まだ、ムハンマドが生きてた頃、彼の友達とかが良く集まってたお墓を含めたこの一区画がラウダと呼ばれる場所です。ちょっと、特別で、ちょっとほかより一段高くなってます。
緑の格子をのぞける場所(まあ、ここで覗いてもいいんだけど本棚がじゃま)がこの反対側にあって、行列をつくって覗けます。ガラス張りで、うーん、見えるけど、お墓は、暗いし、そんなに面白いものでもないです。場所は一番上の写真の緑のドームの真下になります。神々しさ、、、というより、わー、ここにどんだけのお金をつぎ込んだろう!ラウダだけ、別格の竜宮城のようにすごいです。お墓は超質素。で、それを取り囲むラウダの絢爛さ。

ちなみにムハンマドもお墓も礼拝や信仰の対象になりません。ここでお祈りしようものなら、警備の人に「これこれ!お墓に向かってお祈りしてはいけないよ」と怒られます。お祈りの対象は神様だけです。