大物三昧の三昧目? ウミガメに遭遇

この日はケーブルレック。ジェッダ沖4傑レックの一つです。

レックでこれまでウミカメを見たことは無かったので、ここではマンタかホワイトチップシャークを狙っていました。ですからカメを見たときは正直驚きました。

レックダイビングには珍しい!ウミガメです。成体雄のタイマイで、背中もきちんと手入れされてダンディです。先月は甲羅のお手入れを忘れている「ずぼらウミガメ」が多かったので、見ていて清清しいです。あ?すみません?私もダイビング前は無精ひげを剃るようにします。
この日は、「泳いでいるウミガメを腹側から撮る!」という目標があったので、目標実行。下から見ると、ほーんとにホークビルと呼ばれるとおり、鷹が悠然と空を飛んでいるようです。
腹側から見ると、ちょっと間が抜けた感じもしないわけではないですが、それは犬でもネコでもお腹を出した写真だとちょっと間抜けっぽく見えるのと同じかもしれない…?

途中で、残圧と水深のチェックのため画面が揺れますが、これは必然です。大物を追っていてもチェックは忘れない!!

スクーバを背負って中層を背泳ぎしながら写すのは結構大変だということが分かりました。ついでに、この日のウミガメ君はゆっくり泳いでいますが、撮影するダイバーのほうは息を切らしながらダッシュで泳いでいます。さすが海の生き物。ゆっくりに見えて、スピードは大したものです。

撮影はビデオカメラ(キャノン IVIS21)です。デジカメの動画モードだとここまで綺麗にとれません。運動会で走っている子供を写すため?に特化したビデオのすごいところは、すばやい動きに対応して焦点をずらさないことです。途中で一回ピントがずれたのですが、ビデオがあっという間もなく捕捉してピントを合わせてくれました。

静止画はハイエンドのデジカメで、動画はビデオで、2台海に持って入ったこともありますが、けっこう辛いです。今後はどうしよう…。