中性浮力の王者

私の知っている限り、中性浮力の王者にふさわしいのは「オウムガイ」です。貝という名前ですが、タコの仲間です。そう、頭足類(タコ、イカ等)の仲間は軟体動物で、軟体動物にはすべて「殻」があるのです。ふるーい種族のオウムガイは貝殻を背負ったままで、イカは殻が体内に飲み込まれてしまった(通称イカのフネ)!らしいです。ミズダコには貝はありませんが、ナメクジはカタツムリの貝が無くなったのと同じく、タコも無くなったのです。タコツボに入れば、似たようなものです。

足が90本もある…ちょっと、良く見るとキモカワイイ?オウムガイ。
写真はこちらから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%AC%E3%82%A4

殻の断面がありますが、オウムガイのタコ本体が入っているのは入り口の大きな空間で、巻き巻き部分の小部屋がBCDで、ここに気体をいれて浮きます。もちろん、上がりすぎず、下がりすぎず、自分の行きたい深度に調節です。
下の動画のとおり、泳ぎは得意じゃないです。ひたすら中性浮力を保って、体をゆすって前進です。

オウムガイの見事な中性浮力です。
でも、かわいい????????からといって、こんなことはしてはいけません。音声を聞いてみると、なんだか、おバカっぽいです。

下は、何やってるのか?と思いました。オウムガイとは全然関係ありません。
テニスで忙しいダイバーの皆様にお贈りします。こういう修行練習はいかがでしょうか?
さあ、次のダイビングにはラケット持参!