Xmas ダイビング プレゼントありがとう

メリークリスマス。今日は、待ちに待ったAnn Annレックへのボートダイビング。参加者はみなさん、うれしそうです。これが年内潜り収めになる方もいます(だって、12月25日だし)。今年最後は大物をみよう!テンションも高いです。前回のAnn Annは今年の1月ですから、だいたい1年ぶりです。


それにスペシャル昼食は、丸ごとの七面鳥のグリルが2羽とたまねぎとポテトのパイ2皿です。ダイビングショップにこんな芸の細かいことはできないので、最近ダイビングにのめりこんでいるジョンさんちの手作りだと思います。ジョンさん曰く、このパイはアメリカでクリスマスに食べる習慣だそうです(が、あっちゃ!パイの写真がない!)

大切なパイの写真がないので説明します。えーっと、マッシュポテトとたまねぎを細かくしたので作ったパイ(見たまんま。上でも同じことを言ってるのに)で、検索すると「シェパード・パイ」という名であることがわかりました。シェパードパイのレシピと比べるとお肉が入って無かったような?もしかしてジョンさんはベジタリアンなのかもしれません。あるいは、ジョンさんちの伝統の作り方なのかも?とりあえず、作り方のレシピを見つけました。
http://cookpad.com/recipe/229390

そして、私へのXmasプレゼントは、これだ!これだ!これだ!
まずは映像に語ってもらいましょう。おそらくこの魚の動画ははじめてです。

ホワイトチップシャークです。
まず潜降開始して、すぐに一匹見つけました。2mほどの大物です。しかし、あっという間に逃げられてしまい、ビデオには2秒ぐらい写っているだけ。逃げられてしまったけど、しつこく逃げた方向に泳ぎ続けます。Ann Annの右舷先端近くで引き返したら…すぐそこにやや小ぶりの(といってもビデオのとおり1mは越えている)ホワイトチップシャークが3匹、すぐに1匹は逃げ、2匹を収めたところからのビデオです。

サメが怖い?という方へ:このブログにサメが登場したのははじめてです。まずは、どれだけ見ることが少ないかということ。そして、サメは人を見たら一目散に逃げるということ(ビデオのとおり)。むしろ、サメを見つけたらダイバーは大喜びでサメに向かって突進していくのが普通です。サメは心無いフカヒレ漁のため絶滅危惧種にもあげられています。フカヒレ料理に反対すること、そしてサメへの保護を心にとめておいてください。サメの獰猛なイメージは映画、テレビ、本、マスコミ等によってひどくゆがめられて作られています。イメージではなく、まずは、ご自分できちんと生態を調べて納得しましょう。
食物連鎖の上位生物の危機は地球全体への赤信号なのですが、残念ながら日本では水産資源の保護について、無頓着あるいは揶揄したような反応がほとんどです。日本が水産物に関心が高いというのも、作られたイメージです。

Yahooのニュースです。オリジナルはナショナルジオグラフィックです。
(以下引用)同大統領は記者会見で次のように語っている。「健康で身体的に優れたサメは健全な海洋環境でこそ育つ。絶滅の危機に瀕するサメの保護活動を推進していくことを世界に表明する機会に恵まれ、光栄に思っている」。 サメのヒレはフカヒレとして多くのアジア諸国で珍重されており、その需要が世界中で高まるにつれて、サメ絶滅の危機はしだいに深刻化している。「フカヒレスープを堪能することよりも、海洋環境を守りサメを保護することの方が大切だ」と、同大統領は話す。(引用おわり)http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090928-00000001-natiogeo-int

PADIのプロジェクトAWAREでもサメ保護は重点項目の一つです。サメの保護はサンゴの保護と全く同レベルで取り組みが行なわれています。
(以下引用)
プロジェクトAWAREは、ダイバーや熱心なボランティアの方々の協力で以下の活動に取り組んでいます。
●水中清掃、海洋環境保全  ●サンゴ礁保護、モニタリング、データ収集
●サメの保護、レポート、啓蒙活動 ●管理改善策と海洋保護活動
●ダイバーへの環境保護レーニングと子供への教育プログラム
(引用おわり)
http://www.padi.co.jp/visitors/aware/index.asp
http://www.padi.co.jp/visitors/aware/hipages/hi081126.asp

下はサメ保護に関する文献集として秀逸なページです。
http://www.geocities.jp/samenoumi/bibliography.htm

今日はまず最初のダイビングで、サメ。3番目のダイビングでナポレオン(わりと大きめ)。ナポレオンのビデオもありますが、3秒ぐらいしか写ってません。まあ、ブログにアップするほどのものでもないです。そして、最後のダイビングが終わり帰港途中でイルカの群れと遭遇です。イルカはジャンプ好きの群れです。写真右下に完全に空中におどりでた小さい固体の姿があります。今日の群れは全体に若い固体ばかりでした(だからジャンプ好き)。

実は最初のAnn Annに向かう途中でもちらっとイルカと遭遇したのですが、航跡に乗って少し遊んだあとバウに乗らずにそのまま撮影するチャンスもなく立ち去ってしまいました。あーあ、と思っていたところだったので最後のバウライディングは思わず「ありがとう」と言ってしまいました。

撮影場所はいつものバウ先端でなく、2階の操縦席のところからなので、ちょっと視点がかわって面白いビデオです。いつも、私たちがどんなかんじでイルカを見ているかわかると思います。